使いこなそう!ロック&ロック解除。

indesignのロックについて、整理しましょう。

【マスターページ上のオブジェクトはロックされている!】
マスターページで作られたオブジェクトは、デフォルトではロックされており、ドキュメントページ上で触ることができません。

試しに新規にドキュメントを作成して、マスターページにフレームを作る→ドキュメントページで触ってみる…をやってみてください。
フレームを触れないはずです。

これを解除する方法は、「command」+「shift」+「クリック(またはドラッグ)」です。

スクリーンショット 2014-10-30 002

ちなみにオブジェクトがたくさんある場合は…
ページパレットでドキュメントページを選択

右クリック(またはControl+左クリック)で
「すべてのページアイテムをオーバーライド」を選択

フレームすべて
が編集できるようになります。

【オブジェクトごとにロックして動かないようにしよう!】
オブジェクトごとに、ロックをかけることができます。

ロックしたいオブジェクトを選択

オブジェクトのロック:Commando + L
ロック解除:Commando + Shift + L または、鍵マークをクリック
(レイヤーパネルでのロック解除も可能)

ロックされたオブジェクトは、移動しないだけでなく、触ることができません(CS5以降)。
が、下記の設定を行うと、ロックは移動のみでオブジェクトそのものは選択できるようになります。

InDesign – 環境設定 – [一般]-[ロックされたオブジェクトの選択を防ぐ]のチェックをはずす

スクリーンショット 2014-10-30 003

※すみません。バージョンによる挙動の違いに気付かず、この説明が遅れました。ぜひやってみてください。

「ここまでインデント」を使って、一発!ぶら下げインデント

インデントの練習PART3ー箇条書き、オシリインデントでは、箇条書きなどに使われる、ぶら下げインデントを練習しました。

実は、このぶら下げインデントを一発で行う技があります。
あまり知っている人のいないテクニックです。
特殊文字の「ここまでインデント」文字を使います。

操作は簡単です。
ただし、1段落ごとに作業しなくてはならないので、まとまった設定を行う場合には、段落スタイルを使うほうがよいです。
単発で箇条書きがある場合などに使えるので、覚えておくと重宝します。

  1. インデントしたい箇所(ここでは、丸付数字の後ろ)にカーソルを置いて、右クリック。
    スクリーンショット 2014-10-08 002
  2. [特殊文字の挿入]→[その他]→[「ここまでインデント」文字]をクリックします。
    この操作を1段落ごとに行います。
    スクリーンショット 2014-10-08 001
  3. ぶら下げインデントが行われ、マーク「†」が入りました。
    スクリーンショット 2014-10-08 003

大変便利な機能ですが、CC以前のバージョンではバグがあります。
例えば中黒や全角のピリオド、欧文スペース等の後ろに「ここまでインデント」文字を挿入すると、2行目以降の頭が揃いません。
スクリーンショット 2014-10-08 004

回避策は、「ここまでインデント」の手前に[特殊文字の挿入]→[その他]→[結合なし]を挿入することです。
スクリーンショット 2014-10-08 005

【課題:「ここまでインデント」文字の挿入】
44_lesson_ここまでインデント.zip をダウンロードして、下記のように箇条書きの頭をインデントしてください。
スクリーンショット 2014-10-08 006